犬がいたから人間は生き残れた
犬がいたから人間が生き残れた!?
犬の祖先であるオオカミを家畜化したと言う研究が現在も続けれれています。ある研究ではシベリアで発見された3万3千年前の犬科の動物の化石が最古の飼い犬である可能性があり、DNAを元にした研究でも、同じような時期に東南アジアで狼の家畜化が始まったと考えられています。この時 犬を伴って生活していたのは 私たちの先祖であるクロマニヨン人でした。しかし2万9千年ほど前、同じ時期にいた体格の大きなネアンデルタール人は こつ然と姿を消してしまったのです。なぜネアンデルタール人が滅んで、クロマニヨン人が生き残ったのか 長い間 大きな謎とされていきました。そして現在、その謎を解く鍵が「犬」だと言う仮説が登場しています。ネアンデルタール人は野生の犬も食べていましたが、クロマニヨン人は長い時間をかけて犬を家畜化し、外敵から身を守る為の番犬の役目として使ったり 犬と共に狩りを行ったことで、生き残れたと言うのです。そして人間は犬と共に世界各地に広がっていったのです現在、犬は地球上で最も広い分布を持つ家畜であり、あらゆる民族が犬を飼っていると言えるでしょう。