今や家庭犬の半数以上が高齢犬になっています

今や家庭犬の半数以上が高齢犬になっています


家庭で飼われている純粋血腫の53%を上回る数が7歳上で 一歳から6歳は40%  0歳の犬はわずか4%と言われています。犬の年齢は7歳以上を高齢期 一歳から6歳を成年期 0歳を幼年期と分けています。犬の社会は人間社会以上に急速に超高齢化社会・超少子化社会に突入しているといえます。あと5~6年もすると家庭犬の高齢化はさらに進み、介護を必要とする今も大幅に増加することが予想されています。飼い主は以前は厳しくトレーニングしていても、歳をとるにつれ ついつい許してしまいます。それに犬が甘えるようになります。また体に痛みがあったりすると動くのが億劫で 呼ばれても行かないことがあります。また突然噛むようになったり 呼んでもふりむかなかったりすると「飼い主がわからなくなった」と思われることがあるのですが、痛みがあるせいだったり 目が見えにくくなったり、耳が聞こえにくくなったりすることが原因の場合もあります。犬で気をつけたいのは真上から見たときのお尻の大きさです。お尻が小さくなるのはおしりの筋力が低下した証拠で、歩く速さが遅くなったり 後足を引きずるようになったり、足がもたつくようになるなど 変化が現れてきます。犬は基本的に前足加重で、6割から7割の体重が前足にかかっています。車で言うと前輪駆動で、後ろ足をあまり使わなくても十分に動けます。歳をとると後ろ足から筋力が低下してしまいます。寝たきりになってしまうこともありますから、お尻が小さくなったなと思ったら積極的に歩かせることが大切です。人は病気などで1週間寝込むと立てなくなるますが、犬の場合も1週間寝させたままにしておいたら立てなくなってしまいます。筋力が落ちるのは人もずっと早いので、大事にしすぎるとすぐに立てなくなってしまいます。