人間の食品よりも犬の食品の方が進歩しています

人間の食品よりも犬の食品の方が進歩しています。

例えば人間も犬も、癌になるのは同じです。
人間の場合、癌の治療用の食事というのは完成していません
ところが犬の食品の場合、予防効果どころか病気を治療してしまえる食品さえあるのです。 
この療法食は「ケトン食」と言われ 脂質の割合を極端に高め糖質を限界まで抑えたもので
糖質しかエネルギー源にできないがん細胞を兵糧攻めにするものです。

犬のがん療法食は、アメリカのヒルズ社が実用化しています。
手術を施すことができない場合でも、この療法食により
がんのワンちゃんを約1年間、延命させる効果があります

1年は短いと思うかも知れませんが、犬の1年は人の4年に相当します。
末期がんの人が、ある食事を食べることで4年間延命できるとしたら画期的です。
その他 肥満・皮膚病・腎臓病・糖尿病・心臓病・肝臓病・認知症等々
多くの犬の病気には、治療専用の食事があるのです。

肥満の療法食では、食物繊維が多く含まれています。
食物繊維にはカロリーが無い為、他の成分を普通の総合栄養食と同様にした場合
必要な栄養を損なうことなく、低カロリーにする事ができます。
又、食物繊維は胃の中に入ると水を吸収して膨らむ為
カロリーの割に満腹感を得る事が出来るからです。
そして、最も注目すべきことは、食物繊維を増やすと、糖質制限になることです。

炭水化物は食物繊維と糖質で構成されています。
その為ドッグフードの炭水化物の量を同じにした場合
食物繊維を増やすと糖質が減る訳です。
つまり、食物繊維を増やした療法食とは、糖質制限食なのです。

現在、動物病院の三大疾病が皮膚病・尿石・肥満です。
続いて心臓病や糖尿病・認知症・腎臓病等 人間と同じような病気です。

人間も動物なので、体の構造の基本は犬と同じです。
療法食を作る事は可能なのですが 人間の場合、人体実験が難しい為
実現させる事は難しいようです。